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2019中国四国支部学術大会 2/2 + 高校生企画の紹介

2019年11月9日

第58回中国四国支部学術大会 付設薬科機器展示会の報告の続きです。
ご挨拶できた先生方を紹介します。
このような懇談を通じて、なるべく現場からのご意見ご助言をいただき、
会員の皆様に還元したいと考えております。


小坂信二先生(香川大学病院副薬剤部長)と。
小坂先生は学術大会の事務局をご担当されており、準備段階から大変お世話になりました。


小澤孝一郎先生(広島大学副理事)


田中守先生(愛媛県病院薬剤師会会長)


髙倉喜信先生(日本薬学会会頭、京都大学大学院薬学研究科)、
高野幹久先生(副実行委員長、広島大学薬学部長)と。

学術大会に話はもどりますが、今回珍しい企画として、
高校生対象のプログラムが行われましたので、紹介いたします。

まず、高校生オープン学会プログラムとして高校生による研究発表が行われました。
発表されたのは次の10演題です。
①微生物によるタンパク質の分解と、アレルギー対抗薬への応用
②違いの分かる大人になる~おいしいコーヒーは入れ物から
③吸着を利用した醤油等の脱色とモール法による塩分濃度の測定
④オジギソウの記憶について
⑤効率の良い微生物燃料電池の作成
⑥風散布種子型パラシュートの作成~火災状況からの避難に向けて
⑦様々な特性を持つCNFの日常生活への活用方法を探る
⑧植物の匂いによる動物の防除の可能性
⑨高等学校内における一般細菌の分布・伝播状況と植物を用いた汚染抑制の効果について
~今回は本気出す
⑩オカダンゴムシのフンから単離したBrevibacterium属放線菌による抗カビ物質生産

中国四国の高校生が選りすぐりの発表をしました。
高校生とは思えないテーマですが、研究者のタマゴたちに期待いたします。

つづいてランチョン形式で高校生セミナーが行われました。
日本薬学会の高倉会頭が「薬学への誘い(いざない)―DNAはくすりになるか?」を
テーマに講演しました。薬学を志す高校生がきっと増えたことと確信しております。